CIA(中央情報局)は、人工知能アシスタントをすべての分析プラットフォームに統合する計画を進めている。CIA 副長官のマイケル・エリス氏が発表したところによると、同機関は最近、初めて完全自律型のインテリジェンスレポート作成を AI で実現した。

エリス氏の発言は政策誌 Politico が報道した。CIA は過去1年間で 300 以上の AI プロジェクトをテストしてきた。これらの AI システムは、データ処理、言語翻訳、評価文の起草、発見事項の検証、トレンド分析などの幅広い業務に対応している。重要なことに、最終的な意思決定権は人間の分析官に残されるため、AI は分析プロセスの加速と品質向上を支援する補助的な役割を担うという形だ。

サイバー作戦への拡大

CIA の情報技術戦略では、サイバーインテリジェンスセンターが秘密作戦における AI 利用を拡大する計画も含まれている。エリス副長官は、CIA は民間企業が自社製品の使用方法を規定することを容認しないと強調した。この発言の背景には、Anthropic が政府機関に対して技術利用の制限を試みたことへの不満がある。ペンタゴンは Anthropic を供給チェーンリスクとして分類しており、両者の対立が一層深まっている。

国家安全保障と技術競争

一方、中国が大きな技術的成果を挙げているとエリス副長官は指摘。米国の情報機関も AI 技術の活用を加速させることで、国家安全保障の維持を図る方針だ。