会話データが勝手に学習に使われるのは、少し気持ち悪い。そんな人に刺さる新星が現れました。Moxieが発表したConferは、見た目や操作感は馴染みやすく、内部の設計で大胆に差別化しています。

Conferとは?

Conferは対話型AIです。見た目や操作感はChatGPTやClaudeに似ていますが、取り扱うデータへの姿勢が大きく違います。開発元は会話をモデルの学習に使わないと明言しています。

訓練データ(モデルを学習させる材料)をユーザー会話から取らない、という点が最大の特徴です。

何が具体的に違うのか

大きく分けて二つの方針があります。まず、会話内容をモデル訓練に使わないこと。次に、広告ターゲティング(広告の対象を絞る仕組み)に会話を使わないことです。

このため、ユーザーの個人情報が商用目的で蓄積される心配は減ります。例えるなら、普段使うノートを会社の学習教材に回されない、という感覚です。

誰に向いているか

個人情報を特に気にする方に向いています。社内の機密を扱う部門や、規制の厳しい業界でも選択肢になりえます。普段から「会話が外に出るか心配だ」と感じる人に適しています。

ただし、完全無欠というわけではありません。設計上の方針がしっかりしていても、透明性や第三者検証の有無は確認が必要です。

市場への影響と今後の課題

プライバシー重視の製品は注目を集めつつあります。Conferの登場で、同ジャンルの競争は一段と激しくなるでしょう。

一方で、プライバシーと性能のバランスが今後の焦点です。会話データを学習に使わないことは、モデル改善のペースに影響する可能性があります。公開情報の充実や外部検証の可用性も求められます。

まとめ

Conferは「見た目はお馴染み、内部は頑丈な金庫」と言える存在です。使い勝手はそのままに、会話データの扱いを変える設計は、個人や組織の選択肢を広げます。今後は透明性や性能面の情報に注目していきたいところです。読者の皆さまも、自分の用途に合わせて新しい選択肢を検討してみてください。