Claude AI で知られる Anthropic が、過去最大の資金調達ラウンドを計画していることが分かった。複数の投資家から $850~900B の評価額で $40~50B の資金調達の打診を受けているという。

資金調達の規模と背景

TechCrunch の報道によれば、Anthropic は複数の大型投資家から先制的な投資提案(pre-emptive offers)を受けている。金額は $40~50B、評価額は $850~900B の範囲で提案されている模様。最終的な決定は 5月の取締役会で行われる予定。

Anthropic の急速な成長

Anthropic の評価額上昇の背景には、同社の驚異的な成長がある。同社の年間収益ランレート(ARR)は現在 $30~40B に達しており、わずか 9ヶ月前の $9B から大幅に増加している。2月に実施された前回の資金調達では、評価額は $380B だった。

競合との比較

OpenAI の場合、2月の最新資金調達ラウンドでの評価額は $852B だった。Anthropic の新ラウンドが成立すれば、評価額でも収益規模でも OpenAI に肩を並べる、または上回る可能性がある。

AI インフラ競争の加熱

大手 AI 企業の急速な成長に伴い、ベンチャーキャピタルや戦略的投資家による資金集中が加速している。Anthropic のような企業の急速な評価額上昇は、AI インフラとモデル開発分野における競争の激しさを物語っている。

Google も Anthropic への投資を継続する予定とされており、5月の決定時期に向けて複数の投資家が参入する可能性が高い。

アップデート(2026年5月1日)

Anthropic の資金調達交渉が進展し、以下の新情報が判明した。

IPO 計画の検討
Anthropic は IPO の実施を検討しており、早ければ 2026年10月から IPO プロセスを開始する予定。上場によって OpenAI との AI 産業での競争力を一層強化する狙い。

複数の高額提案の拒否
Anthropic は既に $800B 以上の評価額での投資提案を複数受けているが、これらを拒否している。現在、評価額 $900B を超える提案を検討中。

戦略的投資家による追加投資計画
Google は 2 月時点で $10B を $350B 評価額で投資し、パフォーマンス目標達成時に最大 $30B の追加投資を計画。Amazon も同様に $5B を投資し、追加で $20B の投資を検討中。これらの追加資金により、Anthropic は計算インフラの拡大を加速できる見込み。

ファイナルスプリント(2026年5月1日深夜)

Anthropic の資金調達が最終局面を迎えた。投資家への割当申請期限は今後 48時間以内(〜5月2日)と設定されており、クロージングは 2週間以内(〜5月14日中旬)に予定されている。

複数の投資家からの需要が極めて高く、最終的な評価額は当初の目標 $900B を上回る可能性があるとみられている。Anthropic がこの巨額資金調達を完了すれば、年間売上高 $400B を背景に、OpenAI との価値評価でも肩を並べるか上回る見通しが強まった。