OpenAI、Codex の新機能「Record & Replay」が利用開始——ワークフローを一度見せるだけで自動化スキルに変換
OpenAI は Codex アプリ(macOS 版)に「Record & Replay」機能をリリースしました。ユーザーが業務フローを一度実演すると、AI が自動化可能な「スキル」に変換・記憶し、以降は同じタスクを自動繰り返実行できるようになります。
OpenAI が Codex アプリ(macOS 版)に新機能「Record & Replay」をリリースしました。この機能により、ユーザーは複雑なワークフローを AI に一度見せるだけで、自動化可能な再利用可能な「スキル」として記憶・実行させることができるようになります。
Record & Replay とは
Record & Replay は、ユーザーの画面操作を記録し、AI がそこから自動化可能なワークフローを学習する機能です。ユーザーが一度の実演を通じてタスク(例:YouTube ビデオのアップロード、メタデータ・サムネイル・字幕の設定)を示すと、Codex はそれを再利用可能な「スキル」に変換し、以降は自動で同じプロセスを繰り返実行できるようになります。
利用条件と地域制限
この機能の利用には以下の条件が必要です。
- プラットフォーム: macOS 版 Codex アプリ
- 有効化要件: Computer Use を有効にしておく必要があります
- アカウント: 有料の ChatGPT アカウントが必須です
- 地域制限: 現在、EU・英国・スイスではまだ利用できません(プライバシー規制への準拠のため)
開発者・パワーユーザーへの影響
Record & Replay は、開発者やパワーユーザーにとって、繰り返し作業の自動化をコードなしで実現する手段となります。特に、API 統合や複数ステップのタスク(データ取得 → 加工 → 出力)を自動化したい場合、手作業で手順を示すだけで AI エージェントが対応可能になる点が強みです。
ただし macOS のみの対応であり、Windows・iOS・Android は現在のところ未対応です。
読者への示唆
Record & Replay は、AI エージェントが「作業を直接観察・学習・自動化する時代」の到来を象徴しています。既に ChatGPT スケジュール実行や Google の AI Overview など、AI が「ユーザーの代わりに行動する」システムが広がっていますが、今回のリリースはその方向性をさらに推し進めるものです。
業務自動化を検討するチームは、こうした新機能の台頭を視野に入れ、今後のワークフロー設計やツール選定を進めることが重要になってきています。