ByteDance、AI 動画生成『Seedance 2.5』で 30 秒超え対応、7 月初旬ローンチ
ByteDance が Seedance 2.5 を発表。つなぎ処理なしで最大 30 秒の動画クリップを生成でき、複数キャラクターや場面転換に対応。複数企業のビデオ編集ツールとの統合も視野に、動画生成の技術ハードルを大きく引き上げる。
ByteDance が AI 動画生成モデル『Seedance 2.5』を発表した。最大 30 秒の動画クリップを、つなぎ処理なしで生成できるのが特徴。複数キャラクターを含むシーンや場面転換にも対応し、動画編集のワークフローを大きく変える可能性を秘めている。7 月初旬のローンチが予定されている。
「30 秒」の壁を突破した技術的進歩
Seedance 2.5 の最大の売りは、1 つのクリップで最大 30 秒を連続生成できる点にある。従来のビデオ生成モデルは生成時間が限定されており、長い動画を作るには複数のクリップを生成して手作業で組み合わせる必要があった。その手間を大幅に削減できる。
複数の入力(参照画像、オーディオなど)を同時に最大 50 個まで処理する能力も備えている。複数のキャラクターや背景要素を同時に扱うため、従来よりも複雑なシーンの生成が可能になった。生成後も、ビジュアルスタイルを保持したまま編集できるため、反復的なリバイズ作業も容易化される。
動画制作ワークフローへの実装
この技術は、コンテンツクリエイター、動画制作企業、そしてエンタープライズ向けビデオマーケティングなど、複数の用途で実装可能性が高い。長尺のシーン生成に対応することで、AI による動画制作がスケッチやスタイルボード段階から実運用レベルに進むことを示唆している。
ByteDance は他の AI モデル(言語モデル Doubao 2.1 Pro、画像モデル Seedream 5.0 Pro、オーディオモデル Seed-Audio 1.0)と組み合わせることで、テキストから動画まで一貫した生成パイプラインの構築を目指している。
グローバル展開への課題
Seedance は動画著作権を巡る課題に直面している。Seedance 2.0 は米国での提供が制限されており、ハリウッドスタジオとの著作権紛争が背景にある。Seedance 2.5 がこうした制限をどう乗り越えるかは、同モデルのグローバル展開を左右する重要な点となるだろう。