Microsoft がコード生成向けモデル「MAI Code 1.1 Flash」を発表しました。前世代比でトークン効率が 25%向上し、コストを 4 分の 1 に削減。ただし、ベンチマークでは Deepseek V4 Flash に大きく後れを取っています。

性能比較

SWE-bench Verified では Microsoft が 72.6%、Deepseek のスコアは非公表ですが、Terminal Bench 2.1 での差は歴然です。

ベンチマークMicrosoft MAI Code 1.1 FlashDeepseek V4 Flash
Terminal Bench 2.162.9%82.7%

Deepseek が 20 ポイント以上上回り、開発タスク自動化において実装面での優位性を示しています。

価格競争力の喪失

モデル入力 1M トークン出力 1M トークン
Deepseek V4 Flash$0.14$0.28
MAI Code 1.1 Flash$0.20$1.20

Deepseek の圧倒的な安さが際立ちます。出力コストは Microsoft が Deepseek の 4 倍以上。開発者は性能でも価格でも Deepseek を選ぶインセンティブが強い。

開発者への実装効果

前世代 MAI Code との比較では「開発者の受け入れが 4% 向上」という控えめな成果に止まります。つまり、実装レベルでの改善は最小限だということです。

戦略の矛盾

Microsoft は「オープンソース AI を拡大する」と公言しながら、実際には独自モデルを優先。GitHub Copilot などのエコシステムに組み込み、マージン保護を優先している構図が透けて見えます。

開発者の意思決定

性能・価格で Deepseek、IDE 統合で Cursor や Claude Code(Anthropic)、エコシステム統合で GitHub Copilot(Microsoft)と、選択肢の多元化が進みました。開発者にとっては選別の時代に突入したといえるでしょう。