Mistral Medium 3.5 発表——チャット・推論・コードを統合した128Bモデル
Mistral AI が新型フラッグシップモデル「Medium 3.5」を発表。従来は別々だったチャット・推論・コード機能を1つのモデルに統合し、可変的なビジョン機能と柔軟なトークンコスト体系を搭載
Mistral AI が新型フラッグシップモデル「Medium 3.5」を発表しました。従来は個別のモデルが必要だったチャット・推論・コード生成機能を、1つの統合モデルに集約した設計です。
仕様と能力
Medium 3.5 は以下の特性を備えています:
- パラメータ: 1280 億(密集型アーキテクチャ)
- コンテキストウィンドウ: 256,000 トークン
- 自己ホスティング要件: 最低 4 個の GPU
API 価格は入力トークン 100 万個あたり $1.50、出力は $7.50 です。
推論制御機能
新型モデルには reasoning_effort トグルが搭載され、素早い応答と計算集約的なエージェントタスク向けの深い推論を使い分けられます。
ビジョン機能の刷新
ビジョンエンコーダを一から再構築。可変サイズ・アスペクト比の画像に対応するようになりました。
ベンチマーク成績
SWE-Bench Verified(ソフトウェア工学タスク評価)では 77.6% の成績。T3-Telecom ベンチマークでは 91.4% に達しますが、銀行シナリオテストでは Claude に後れを取っています。
ライセンスの変更
Apache 2.0 から「Modified MIT License」に変更。高売上企業には制限がありながらも、商用・非商用用途の利用は許可しています。
関連ツールの拡張
Mistral は Medium 3.5 に加えて、以下を発表しました:
- Vibe: クラウドベースの AI コーディングエージェント機能を追加
- Le Chat: 複数ステップのワークフロー対応「Work Mode」を新たに搭載。メール・カレンダーとの連携が可能
モデルの機能統合と各種拡張により、開発者・企業向けの AI 基盤として競争力を強化しています。