AI議事録ツールCircleback、無料プラン新設で有料開始価格を14ドルに値下げ
YC出身のAI会議記録ツールCirclebackが無料プランを新設。無制限の録音・書き起こしを無料開放し、有料プランの開始価格も月20.83ドルから14ドルへ引き下げ、競争激化に対応する。
Y Combinator(YC)出身のAI搭載会議記録ツール「Circleback」が無料サブスクリプションプランを新たに導入した。無料プランでは会議の録音・書き起こしを無制限に利用でき、過去30日分の記録にアクセスできる。あわせて有料プランの開始価格も、月20.83ドルから14ドル(年間契約時)へ引き下げた。
背景・文脈
会議議事録AIの分野はOtter.ai、Fireflies.ai、Granolaなど複数のスタートアップがひしめき、競争が激化している。Circlebackの創業者は、ユーザー数の伸びが鈍化していたことを今回の戦略転換の理由に挙げている。無料プランで利用者の裾野を広げ、有料転換につなげる狙いだ。これまでCirclebackには無料プランがなく、7日間の無料トライアルを経て有料契約に進む形式のみだった。
詳細・内容
無料プランで使える機能は、無制限の会議録音・書き起こしに加え、モバイルおよびApple Watchアプリ、AI検索によるトランスクリプト検索、Linear・Slackとの基本連携。有料プランでは、20以上のアプリとの全統合、無制限の履歴保存、API・MCP(Model Context Protocol)への完全アクセスが提供される。文字起こしは100以上の言語に対応し、話者の自動識別機能も備える。
Circlebackは2024年に250万ドルを調達しており、創業者によれば従業員1人あたりの年間売上高が100万ドルを超え、従業員8人体制で推定800万ドルの売上規模に達しているという。
業界・読者への影響
無料プランの導入により、これまで有料プランでしか試せなかった会議記録AIを幅広いユーザーが体験できるようになる。Otter.aiやFireflies.aiなど競合各社も無料枠を提供しており、Circlebackの動きは会議記録AI市場での価格競争がさらに激しくなっていることを裏付ける。ユーザーにとっては、複数ツールを無料で比較検討しやすくなる環境が整いつつある。