Reid Hoffman・Marc Pincus が新AI研究所Prentis、既に$50M の顧客契約獲得
LinkedIn共同創設者とZynga創設者が設立したPrentisが、ホワイトカラー業務の自動化を狙うAIエージェント開発に注力。自社モデルHive-32BがOpenAI・Anthropicと競争し、既に数か月で大手顧客との契約を締結。
LinkedIn共同創設者のReid HoffmanとZynga創設者のMarc Pincusが共同で設立したAI研究所Prentisが、総額1億ドルの資金調達を進行中であることが報告された。企業評価は10億ドル。同社はホワイトカラー業務の自動化に特化したAIエージェント開発を進めており、既に数か月の営業活動で大手顧客との契約を獲得している。
初期段階で大型契約を確保
Prentisの開発するHive-32BというAIモデルは、OpenAIのGPT-5.4やAnthropicのClaude Opus 4.6を上回ると同社が主張している。同社CEOはTitan Holdingsの創設者Ritankar Dasが務める。
現在の顧客契約額は最大5,000万ドルに達し、第3四半期の見通しは年率換算で7,500万ドル。2026年4月の設立からわずか数か月でこの水準に達したことは、エンタープライズ企業がAIエージェント導入に積極的であることを示している。
ルーチン業務自動化が「次のAI用途」
Prentisの経営陣は、AIの最大の活用領域が「コーディングではなく、ルーチンなコンピュータタスクの自動化」だと位置づけている。営業報告書作成、データ入力、スケジューリング、メール対応など、ホワイトカラー業務の大部分は定型化されており、AIエージェントの最適な用途と考えられている。
OpenAIやAnthropicはコーディング能力の高さを推し進める一方、Prentisは事務作業・業務プロセス自動化に特化することで、異なるセグメントでの競争を狙っている。
AIエージェント市場の競争激化
Prentis以外にも、Anthropic(Claude)、OpenAI(o1プレビュー)、Google(Gemini 2.0)、そしてThinking Machines(Sam Altman 出資)など、複数の企業がエンタープライズ向けAIエージェント開発に参入している。
Prentisの初期トラクションは、ホワイトカラー自動化へのマーケット需要が高いことを示唆する一方、競争がすでに激しい段階にあることも意味している。今後の差別化要因は、モデルの性能よりも業界別・用途別のカスタマイズ能力と導入後のサポート体制になるとみられている。