AmazonがAlexa+をインドでアーリーアクセス開始、ヒンディー語と英語を文中で切り替え可能に
Amazonの生成AI音声アシスタント「Alexa+」がインドでアーリーアクセスを開始。英語・ヒンディー語・混成の「ヒングリッシュ」に対応し、文中での言語切り替えも可能にした。
Amazonは、生成AI音声アシスタント「Alexa+」のインド向け提供を、9月16日からアーリーアクセス形式で開始した。英語に加えてヒンディー語、両者を混ぜた「ヒングリッシュ」に対応し、同じ会話の中で言語を切り替えながらやり取りできるのが特徴だ。インドには6億人以上のヒンディー語話者がおり、Amazonのスマートホームデバイスの販売は前年比20%成長している。
ベータから正式展開へ
Alexa+は2025年に発表され、米国では2026年2月に全国展開した。その後、英国・カナダ・ブラジル・メキシコ・イタリア・ドイツへと対応地域を広げてきた。インドでは6月からヒンディー語版のベータテストを実施しており、今回のアーリーアクセス開始はその延長線上にある。Alexaは2017年に英語対応でインドに進出し、2019年にヒンディー語対応を追加した経緯があり、今回の生成AI版投入はその蓄積の上に成り立つ。
言語切り替えと機能の詳細
新版Alexa+は、より長い会話の文脈を保持しながら複数ステップのタスクを処理できる。ウェイクワードを毎回繰り返す必要がなく、話題を変えても会話を自然に続けられる。スマートホームデバイスの制御に加え、Amazon Now・Swiggy・Zomatoといった食料品配達サービス、チケット販売の「District」、旅行サイト、Amazon MusicやJioSaavnなどの音楽ストリーミングとも連携する。
料金体系
アーリーアクセス期間中は全顧客が英語・ヒンディー語版ともに無料で利用できる。正式リリース後は、Prime会員は引き続き無料で使え、非会員は月額2,000ルピー(約20.85ドル)のサブスクリプションが必要になる。
インド市場での位置づけ
Alexa+のインド投入は、Amazonにとって主要な非英語圏市場への本格展開の試金石となる。競合のGoogleやAppleも音声アシスタントの多言語対応を進めており、インドの6億人超のヒンディー語話者を取り込めるかどうかが、今後のスマートホーム市場でのシェア争いに直結する。